ワープへの道
第1章ハードミュー
この企画は、「ロンディンXラバー」というフィンが発売終了となった事に端を発します。 この素晴らしいフィンは、PL法絡みで金型を既に廃却済みであり、二度と生産は望めないという事で、一部では十万を越えるプレミアがついていました。 硬めのラバー製フルフット・フィンだけが持つ、「漕いだら漕いだだけグイーンと気持ち良く進む」この喜びを何とか手軽に味わえないものか!?と私は考えました。 当初は図面を起こして、コピー品を生産するつもりでしたが、生産設備などを検討して行くと、一千万円近くが必要であり、とても無理だという事となったのです。 ところが、諦めかけてた頃、一つ気付いた事がありました。「ソフトミュー」というのがあるのだから、「ハードミュー」ってのも可能ではないか?というアイデアです。 メーカーやお店と掛け合った所、ある程度の本数がまとまれば、作ってくれるとの事。 おりしも私が参加するSDMLやAquaScapeと言った、メーリングリストでこうした話題があがっており、共同購入者を募ったところ、実現の運びとなりました。
当時、世間はバイオフィンなどで賑わっていたようですが、ハードミューは一部マニアックなダイバーより強烈な指示を受け、同じ硬さで伊豆海洋公園のガイドさん達専用の 「マスダスペシャル」なる製品までもが生まれたりなどもしました。結果、2000年のダイビングフェスティバルにてカタログに乗り、一般発売にまでたどり着いたのです。
第2章ビアンキ
ハードミューの企画をやっていく上で色々なレポートが寄せられましたが、中でも強烈だったのは「黒イコールプロフェッショナル」という考え方は、もはや旧態依然とした物であるという事でした。 白という色は、透明度の悪い海でも目立つと言うことで、伊豆などでガイドをされる皆様からは「是非とも白を」と望む声が多く上がっていました。 共同購入参加者を募った所、多くの人達が名乗りをあげてくれ、実現のはこびとなったのです。 「ビアンキ」という命名はメーリングリストにて募集の結果決定しました。最も最近のロットは、オリジナルロゴも付いています。
第3章ワープ
Xラバーというフィンを目指して始まったこの企画ですが、どうあがいた所で足りないものが一つだけあります。 そう、長さです。ハードミューもビアンキも、所詮はミューと同じ長さのものしかつくれないという制約があります。そう、Xラバーはもう少しだけ長いのです。 しかし、長さの違うものを作るとなると、金型から作りなおさねばなりません。何百万円もの先行投資を行う事となるのです。 当初メーカーさんも、バイオフィンやその亜流が流行る中、「本当にそんなものが売れるのか」と半信半疑で取り合ってくれませんでしたが ハードミューやビアンキが売れて行く中、すこしづつこちらの言う事に耳を傾けてくれるようになりました。 そう、ガルもバブル時代にプラスチックフィンが流行る中、ただ一社、ゴムフィンだけを作りつづけた実績を持つ頑固な会社だったのです。 H13年春、ハードミューシリーズ第三段、ワープはインターネット限定販売と言う形で実現する事となりました。
第4章一般発売へ
H14年春、ついにワープの一般発売が実現します。このHPでの限定販売も評判よく、多くの人からの問い合わせにメーカーも重い腰をあげてくれました。 残る課題は、サイズです。M,Lに加え、現状でXLサイズの実現が決まっていますが、MSやSについてはまだまだこれからと言うこととなりそうです。
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